県は、幼稚園児から高校生(5~17歳)までの発育状態を示す12年度学校保健統計調査結果をまとめた。全国平均と比べて身長は、男子が9歳、女子が6~8、12歳以外で下回った。虫歯の割合は幼稚園から高校生まで全国平均を下回り、岡山っ子は「体格は小さめだが歯はいい」という傾向が出た。

 調査は文部科学省が1948年から毎年実施している。県内では幼稚園と小中高の計165校を抽出し、5~17歳を対象に4~6月に行った。
 平均身長は男子5歳で109・9センチ(全国平均110・5センチ)、17歳で169・7センチ(同170・7センチ)。女子は5歳で109センチ(同109・5センチ)、17歳で156・8センチ(同158センチ)。平均体重も男女とも大半の年齢で全国より0・1~1・1キロ軽かった。
 健康状態は、虫歯の割合が幼稚園児が昨年度より7・2ポイント減の37・4%となるなど高校生まで全ての児童・生徒で前年度より減少。全国平均と比べても3・36~7ポイント下回った。一方、裸眼視力1・0未満の割合は小学校26・4%、中学校46・4%で前年度より0・2~1・7ポイント増えている。

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