上昇する気温と梅雨のジメジメのダブル攻撃で、これからの季節はニオイ問題が深刻化する。なかでも絶対の避けたいのが『口』の臭い。そこで、至近距離でもへっちゃらな口臭対策を紹介しよう。

実は誰にでもあるという口臭。イヤな臭いが発生するメカニズムは、「虫歯や歯周病が原因の場合もありますが、最大の原因は乾燥です。だ液が減って乾燥すると、口内にもともといる数十億以上の微生物が暴走し、ニオイが発生。口の中で苦みや酸味、ネバネバ感を感じたら、少量の水を含み、舌を動かしましょう」(「ほんだ歯科」本田俊一先生)。

タイプ別攻略法は次の通りだ。にんにくのニオイを翌日に残したくないなら、食前に牛乳を1杯。お泊りの朝、口臭が気になってキスができないなら、食事よりも先に歯磨きを。お酒の席で、飲まない男子に「酒臭い」と思われたくないなら、お酒を飲むたびに、水を一口飲むと良し。とにかくだ液を出し続けることが、口臭予防には肝心なのだ。

最後に、サラサラのだ液をつくる「スマイル法」を紹介しよう。これは、毎日続けることで舌の筋力がつき、口内の乾燥時もだ液の分泌がスムーズになるというもの。

(1)口をパクパクさせて口内の空気を出し、(2)唇をとがらせて緊張をほぐす準備をしたら、(3)今度は唇をおもいき「イ」の字に広げ、スマイルをキープ。(4)舌先を上下に動かしてだ液をたっぷり出し、(5)した表面の汚れを上あごの天井部分でこする。不快な味が消えるまで(1)~(5)を繰り返したら、(6)顔を斜め上45度に向け、人さし指と中指を縦に揃えて、2本の指が入るぐらいくちを開き、(7)その状態をキープしたまま、舌を上前歯の裏→下前歯の裏→右→左の順で約3分間動かそう。

これらの豆知識とスマイル体操を取り入れて、あなたもイヤな口臭とサヨナラして!

【『MORE』2012年7月号 「ピンチ多発ゾーン別にレスキュー☆ 24時間ニオイたくないっ!」より】

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