東南海・南海地震などの災害発生時に応援・協力体制を築くことを目的に、四国4県の歯科医師会がこのほど、「危険事象発生時の広域応援に関する基本協定」を結んだ。7日に高松市内で行われた締結式で、4県の歯科医師会会長が12項目からなる協定書に調印した。
 協定書には、震度6以上の地震が発生した際、被災県から応援要請がなくても、現場に赴き、医療活動を行うと規定。医療機器や物資の提供の他、救急医療施設の所在地などに関する情報の共有などを盛り込んでいる。
 締結式で香川県歯科医師会の豊嶋健治会長は「四国は一つという意識で応援活動を迅速に行いたい」と述べ、協定への期待感を示した。【鈴木理之】

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