セクハラ、パワハラとともに注意したいのがスメハラ。いわゆるスメル・ハラスメントだ。文字通りニオイによる嫌がらせなのだが、セクハラやパワハラよりも、ある意味、性質が悪いのが、当人に迷惑をかけている自覚が少ないことだろう。

 特に、スメハラで注意が必要なのが口臭だ。口臭といえば、有名なCMのフレーズ「おじいちゃん、お口クサ~い」が思い出されるが、実は口臭の原因はさまざまで、例えば歯周病や虫歯、内臓の不調のほか、寝起きや過度の緊張で唾液が少なくなり、口の中の細菌が増えて臭うこともある。さらに最近は、若い人に増えてきていると見られる “スマホ型口臭”というのもある(詳しくは⇒http://nikkan-spa.jp/794477)。

 この”スマホ型口臭”の提唱者である中城歯科医院院長の中城基雄医師によれば、口臭の6割強は原因が口の中で、残りは胃などカラダの内部。体質からくるものだという。口の中が原因の口臭なら、マメな歯磨きなどでケアできるだろうが、胃からニオイが上がってくるとなると、対策は簡単ではないだろう。ニオイは元から断たなきゃダメ、なわけで。

 そもそも、なぜ胃と口臭は関係あるのだろうか? 中城医師によれば、例えば「ピロリ菌」のせいで胃壁が荒れていたり、胃潰瘍を患っていると、口臭につながるという。この「ピロリ菌」は30代で3割、50代以降では半数以上が保菌している胃疾患の原因菌のこと。この「ピロリ菌」が保菌者の胃壁を慢性的に荒らすことで、やがて胃炎や胃潰瘍になり、最後には胃ガンになってしまう可能性もあるという。名前のかわいらしさとは違い、「ピロリ菌」は実は怖ろしい菌なのだ。もちろん保菌者全員が胃ガンになるわけではない。しかし、胃ガン患者のほとんどは「ピロリ菌」保菌者だ。

 このように口臭の原因だけでなく、最悪は胃ガンというリスクもある「ピロリ菌」だが、対策がないわけではない。例えば、LG21 乳酸菌を摂取し続けることで、「ピロリ菌」の数を減らすことができ、かつ胃の炎症を改善することもできる。なぜなら、LG21乳酸菌は胃酸への抵抗力が強く、胃内滞在性に優れているからだ。

 また、「ピロリ菌」を完全に除菌するためには、抗生物質による除菌治療が不可欠なのだが、その際に除菌治療の治療開始3週間前からLG21乳酸菌を摂取し続けることで、通常は成功率約70%の除菌治療が、約80%にまで上昇したという試験結果もある。なお、「ピロリ菌」の感染経路は経口感染のみ。しかも幼少期に限られている。念のため、親が胃ガン経験者だったり、「ピロリ菌」保菌者の場合は、検査を受けてみたほうがいいだろう。

 口臭トラブルで周囲に迷惑をかけるのもイヤだが、ほっといて胃ガンになるのもイヤ。口臭トラブルの対策を考える際は、マメな歯磨きだけでなく、胃の状態を良好に保つLG21乳酸菌にも注目してみてはどうだろうか? <文/日刊SPA!取材班>

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