乳がんの自己触診や検診を 三島でがんセンター講座
県立静岡がんセンター公開講座2014「よくわかるがん医療―最先端の治療現場から」(静岡新聞社・静岡放送主催、スルガ銀行特別協賛)の第5回講座が13日、三島市民文化会館で開かれた。同センターの植松孝悦生理検査科部長が乳がんの早期発見と治療、福田博之神経内科部長が抗がん剤のしびれなどの副作用、飯田圭循環器内科部長が抗がん剤による心臓障害をテーマに講演した。
植松部長は「乳がんの大きさが倍になる速度は約130日」として、定期的な自己触診やマンモグラフィー検診による早期発見の重要性を訴えた。断層写真で小さな病変を見つける乳房トモシンセシス、痛みのない超音波検査などの技術も紹介した。
福田部長は抗がん剤の副作用によるしびれの症状を挙げ、禁酒や保温、マッサージなど自分でできる予防策を説明した。飯田部長は抗がん剤治療時に心不全や高血圧などの循環器系合併症が生じうるとして、治療時の対応を解説した。
第6回講座は来年1月24日。安井博史副院長、柏木広哉眼科部長、百合草健圭志歯科口腔外科部長が講演する。
重冨歯科医院